【最強の作業用カッパ アルドラvs.スパーダ】現場作業におすすめのレインウェアをプロが厳選
現場作業においては、天候の影響を受けることなく効率的に仕事を進めるために、適切な作業着が欠かせません。
特に雨天時には、防水性に優れたレインウェアが重要なアイテムとなります。
この記事では、作業用カッパメーカーのプロの知識に基づいて、最強の作業用カッパと言われる、「アルドラ」と「スパーダ」を比較していきます。
建設現場や鉱山、林業、災害復旧などハードな現場での作業用カッパのご購入をご検討中の方のご参考になりますと幸いです。
作業用合羽選びのポイント
まずは作業用カッパ選びのポイントを解説いたします。
①防水性
作業用合羽の最も重要なポイントの一つが、防水性です。作業中に突然の雨に見舞われても、身体が濡れてしまうことなく作業を続けることができます。耐水性が高く、水の侵入を最小限に抑えるタイプの合羽を選ぶことで、作業中の快適さが保たれます。■耐水圧の目安
- 20,000mm:嵐でも水が染み込まないレベル
- 10,000mm:大雨でも水が染み込まないレベル
- 2,000mm:中雨なら水が染み込まないレベル
- 300mm:小雨なら水が染み込まないレベル
②透湿性
透湿性もまた重要な要素です。作業中に発生する汗や湿気を外部に逃がすことで、内側がムレずに快適な環境を保つことができます。透湿性の高い合羽は、内部の湿気を外部に放出するため、長時間の作業でも快適さを維持できます。透湿性と防水性のバランスが取れた合羽を選ぶことが大切です。■透湿性(24時間で外に出す水分の量)の目安
- 5,000g:まあまあ蒸れにくい合羽
- 8,000g:蒸れにくい合羽
- 10,000g:かなり蒸れにくい合羽
- 15,000g以上:すごく蒸れにくく快適な合羽
③耐久性
作業用合羽は、様々な状況で使用されるため、耐久性が求められます。強風や激しい動きに耐えるために、耐摩耗性の高い素材や丈夫な縫製が必要です。また、長期間の使用にも耐える耐久性のある合羽を選ぶことで、コスト効率を向上させることができます。
④動きやすさ
作業中に自由な動きができることも重要なポイントです。作業用合羽は、作業の妨げにならないような立体裁断やストレッチ性のある素材を選ぶことで、作業効率を向上させることができます。特に、屈曲部分や腕周りの動きを考慮した立体裁断があると、作業中のストレスが軽減されます。
⑤夜間の視認性
夜間や暗い場所での作業を行う際には、夜間の視認性も考慮する必要があります。反射素材や蛍光色のディテールが付いた合羽は、他の人や車からの視認性を高めることができます。安全面を重視するためにも、夜間の作業に適した合羽を選ぶことをおすすめします。
作業用合羽を選ぶ際には、これらのポイントをバランスよく考慮して最適なアイテムを選びましょう。防水性から夜間の視認性まで、作業現場での快適さと安全性を確保するために、慎重な選択が大切です。
以上を踏まえた上で、最強の作業用カッパと言われる、アルドラとスパーダを比較していきます。
【レインウェアという名の鎧】アルドラ
①防水性
耐水圧は15,000mmです。
これは大雨で沁み込まないレベルの10,000mmを超えており、長時間野外で作業することを考えても、十分な耐水圧です。
②透湿性
透湿性は10,000gです。
透湿性とは24時間で外に出す水分の量の目安であり、8,000gでも蒸れにくいと言われますが、10,000gは、「かなり蒸れにくい」にあたります。
また、素材は総裏メッシュでベトベトしません。
ジャケットはベンチレーションで通気性が高い仕様です。
③耐久性
ナイロンオックス生地を使用しており、引張、引裂、突刺など、あらゆる衝撃に強い特徴があります。
④動きやすさ
脇立体裁断・パンツは臀部無縫製仕様で前方に屈伸作業もらくらくです。
⑤夜間の視認性
全方位540度リフレクター採用で視認性が高いです。
ポイントの①~⑤を満たす、まさに鎧の最強カッパです。
使用されている、「ナイロンオックス生地」は、ナイロンの糸を高密度に織った生地で、非常に耐久性が高いため、激しい使用や外部の環境要因に対しても長期間にわたって耐えることができます。摩耗や引っかき傷に強く、繊維が傷むことなく形を保つ特性があります。
【レインウェアという名の鎧】アルドラ 12,800円 (税込)
②【ストレッチレイン代表】スパーダ
①防水性
耐水圧はアルドラと同様の15,000mmとなり、長時間野外で作業することを考えても、十分な耐水圧です。
②透湿性
透湿性は15,000gとなり、「すごく蒸れにくく快適」にあたります。
③耐久性
表地はポリエステルを使用しており、通常の作業への耐性は充分ですが、
引張、引裂、突刺などの強い耐性はありません。
④動きやすさ
裏TPUラミネートによるストレッチ性があり立体裁断の採用によりノーストレスな作業用カッパです。
⑤夜間の視認性
全方位540度リフレクター採用で視認性が高いです。
防水性や透湿性、ストレッチ性が高く、大雨の中での長時間の作業に特に向いています。
引張、引裂、突刺への強い耐性が無いため、外部からの強い衝撃が想定される現場ではアルドラの方をおすすめいたします。
おわりに
それぞれの作業カッパの特性について、ご理解いただけたでしょうか。アルドラは、引張、引裂、突刺など、あらゆる衝撃に強い作業用カッパとなり、外部からの強い衝撃が想定される現場におすすめです。
スパーダは、引張、引裂、突刺などの強い耐性はありませんが、裏TPUラミネートによるストレッチ性が高く、作業がハードな現場におすすめです。
現場作業においては、作業用カッパの選択が作業の効率や快適さに大きく影響を与えます。
作業現場に合わせた作業用カッパを選び、作業効率高く作業を行いましょう。
作業に対して、どの作業用カッパが最適かわからない場合は、お問い合わせフォームよりいつでもお問い合わせください。
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